『D.C. Girl’s Symphony Pocket 〜ダ・カーポ〜 ガールズシンフォニーポケット』、2010年6月24日にアイディアファクトリー(オトメイト)から発売されたPlayStation Portable対応の夏空・そよ風・さくら色 はにかみ純愛アドベンチャーゲーム。
PCで発売された『D.C. 〜ダ・カーポ〜』シリーズ初の女性向け作品を移植し、新キャラクターや追加シナリオを搭載して携帯機で遊びやすくしたパワーアップ版となっています。

物語の舞台は、一年中桜が咲き誇る不思議な島「初音島」。主人公の古城史桜は、教師である義兄と穏やかに暮らしていましたが、ある日、島に転校してきた四之宮家のイケメン四兄弟と出会うことで日常が一変します。第一印象が最悪だった次男、お調子者の三男、ミステリアスな長男、そして家庭教師として家に来ることになる四男。彼らとの交流を通じて、主人公は初音島に伝わる「枯れない桜」の魔法と、自らの過去に秘められた真実に触れていくことになります。

本作の最大の特徴は、シリーズの代名詞である「こそばゆい」恋愛描写を女性視点で楽しめる点です。PSP版では、PC版の攻略対象5名に加え、サブキャラクターだった「龍之介」が新たに攻略可能となりました。さらに、既存キャラクターたちとの甘い後日談を描いたショートストーリーや、システムボイス、新規イベントグラフィックも多数追加されており、よりボリュームアップした胸キュンの青春ストーリーを堪能できます。

桜舞う島で繰り広げられる、爽やかで少し切ない純愛模様。王道の少女漫画のようなときめきと、シリーズ特有のファンタジー要素が融合した、優しく温かい恋の物語です。

本作は、2008年にCIRCUSの乙女ゲームブランド「サンクチュアリ」から発売されたPC用ソフト『D.C. Girl’s Symphony』のコンシューマー移植版です。人気美少女ゲーム『D.C. 〜ダ・カーポ〜』の世界観をベースにしつつ、主人公を女性に変更し、女性向け恋愛ゲームとして再構築されました。シリーズ共通の「枯れない桜」の設定や魔法要素を受け継ぎながら、四兄弟との爽やかな恋愛を描いた作品です。

D.C. Girl’s Symphony