『銀星将棋PORTABLE』は、圧倒的な思考速度と精緻な読みを誇る思考エンジンを搭載し、携帯機で最高峰の対局体験を実現した本格将棋ソフト。2010年2月18日にシルバースタージャパンからPlayStation Portableで発売され、2011年8月4日には最新のアルゴリズムと膨大な定跡データを追加した『銀星将棋 PORTABLE 風雲龍虎雷伝』へと進化を遂げました。
本作は、PC版で高い評価を得ている「銀星将棋」の思考エンジンをPSP向けに最適化した作品です。最大の特徴は、プレイヤーの棋力に合わせた柔軟な難易度設定にあります。駒の動かし方を覚えたばかりの初心者に適した「入門」から、熟練の打ち手をも唸らせる「四段」まで、最大15段階(『風雲龍虎雷伝』時)のレベルから対局相手を選択できます。さらに、携帯ゲーム機としては異例の300万手におよぶ定跡データを搭載しており、序盤から隙のない本格的な攻防を構築しています。
対局を支援する機能も非常に充実しています。盤上の駒がどこに動けるかを色で示す「駒の利き表示」や、コンピュータが推奨する「次の一手」を提示するヒント機能により、初心者でも迷わずに指し進めることが可能です。また、対局中に良手・悪手を判定する定跡表示機能を活用すれば、実戦を通じて定跡を学習する教材としての役割も果たします。
対局以外にも、自分の棋力を客観的に測る「レーティング対局」や、詰め将棋の問題集を収録。自身の打った棋譜を最大99個まで保存・再生できる機能も備えており、後から振り返って検討することで着実な上達をサポートする設計となっています。PSPの画面を挟んで二人で対戦できるモードや、実際の将棋盤で使用できる「対局時計」機能など、将棋ファンのニーズに応える多彩なツールが一本にまとめられた作品です。
『銀星将棋PORTABLE』は、世界コンピュータ将棋選手権でも上位入賞の常連であるシルバースタージャパンの「銀星将棋」シリーズをベースにしています。プロ棋士の思考プロセスを研究し、携帯機でどこまで「強さ」と「速さ」を両立できるかを追求して制作されました。













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