『ウイニングポスト7 2009』は、2009年に光栄(現・コーエーテクモゲームス)より発売されたPlayStation Portable用の競馬シミュレーションゲームです。本作は『ウイニングポスト7』シリーズの年度更新版にあたり、2009年度のJRAレーシングプログラムに対応したデータ改訂が施されています。シリーズ初のPSP専用タイトルとして、携帯機向けに最適化された構成が採用されています。

ゲームでは、2009年に新設された3歳限定ダート重賞「レパードステークス」が導入されており、ブエナビスタ・ロジユニヴァース・アンライバルドなどの実在競走馬が登場します。これらの史実馬に関するムービー付きイベントが30種類以上追加されており、競馬ファン向けの演出が強化されています。また、PSP版『ウイニングポスト6 2006』『ウイニングポスト6 2008』とのデータ連動に対応しており、ストーリーモードでは牧場施設や所持金の引き継ぎが可能です。

対戦モードでは、過去作の対戦馬データを使用することができ、ユーザー同士の最強馬決定戦が展開されます。ゲーム開始時には「1984年モード」と「2010年モード」が選択可能で、史実馬との対決や自家生産馬による血統構築が楽しめる構成となっています。ロード時間の短縮やUIの改善も施されており、携帯機での快適なプレイ環境が整えられています。