『ソルフェージュ 〜Sweet harmony〜』は、音楽を専攻する生徒が集う名門女子高「桜立舎学苑(おうりつしゃがくえん)」を舞台に、女の子同士のピュアな関係を描いたミュージックアクションアドベンチャーです。主人公の宮藤かぐらが、親友や憧れの上級生たちと交流を深めながら、学苑の伝統である魔法の楽器「フォルテール」の演奏を通じて絆を育んでいく、美しくも切ない青春模様が展開されます。

ゲームはテキストを読み進めるアドベンチャーパートと、楽曲に合わせてタイミングよくボタンを押すミュージックアクションパートの2つで進行します。アドベンチャーパートでの選択肢だけでなく、アクションパートでの演奏評価も物語の分岐に影響を与えるシステムを採用。実力派の声優陣が歌い上げる多彩なボーカル曲をバックに、キャラクターの感情の昂ぶりと音楽がシンクロするリズムゲームの爽快感を味わうことができます。

PC向けに発売された原作をPSPへ移植した本作では、アクションパートの難易度がマイルドに調整され、リズムゲームが不慣れなプレイヤーでも物語を追いやすくなりました。さらに新規ヒロイン2名の追加や、既存サブキャラクターの攻略ルート昇格により、エンディング数が3種類から10種類へと大幅に増加。後年にはPSP版の追加要素をすべて取り込み、さらなる新規シナリオや新曲を盛り込んだ完全版『ソルフェージュ 〜La finale〜』がPC向けに発売され、媒体を超えて拡張を遂げました。

工画堂スタジオの「くろねこさんちーむ」が手掛け、『シンフォニック=レイン』などに連なる「音楽+アドベンチャー」の系譜を受け継ぐタイトルです。「百合」というジャンルがまだニッチであった時代に、女の子同士の繊細な関係性を正面から描き、専門誌『コミック百合姫』で漫画化されるなどメディアミックス展開も果たしました。PC版からコンシューマー機への移植、そして再びPC版への完全版リリースという特異な展開ルートは、本作の楽曲と世界観がいかに熱狂的な支持を集めていたかを物語る歴史的な記録となっています。

ソルフェージュ 〜Sweet harmony〜

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