『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX タッグフォース3』は、2008年にコナミデジタルエンタテインメントより発売されたPlayStation Portable向け対戦型カードゲームです。テレビアニメ『遊☆戯☆王GX』の第4期をベースにしたシリーズ第3作目であり、卒業を控えた主人公が「卒業タッグデュエル」のパートナーを探すという物語が展開されます。前作までの登場キャラクターに加え、ユベルや覇王十代、藤原優介などの新規キャラクターが参戦しています。

ゲームシステムは、OCGのマスタールールに準拠しつつ、シンクロ召喚が初めて導入された作品となっています。収録カードは「CROSSROADS OF CHAOS」までの約3500枚以上に及び、海外版先行カードやオリジナルカードも含まれています。タッグデュエルでは、ライフ・フィールド・墓地を共有し、交互にプレイヤーを切り替えながら戦う形式が採用されており、デッキ構成のシナジーが勝敗を左右します。

好感度システムは前作から調整されており、デュエル勝利による上昇率が強化され、ドローパンによる上昇は控えめとなっています。新要素として「フォトギャラリー」や「カードアルバム」「カード変換機」などが追加されており、鑑賞・収集・強化の各要素が充実しています。UMD認識による特典カードの入手や、通信対戦によるタッグプレイにも対応しており、シリーズ集大成としての完成度を備えた作品です。