『To LOVEる -とらぶる- ドキドキ!臨海学校編』は、週刊少年ジャンプで連載された大人気ラブコメディを題材に、南の島での大胆なハプニングを描く恋愛アドベンチャーゲーム。2008年08月28日にマーベラスエンターテイメントからPlayStation Portableで発売されました。なお、同日にはニンテンドーDSで『ワクワク! 林間学校編』も発売されており、ハードごとに海と山で異なるシチュエーションが展開される競作となっています。物語は、彩南高校の行事として南の島へ臨海学校に訪れた結城リトが、ララや春菜といったヒロインたちと共に、水着姿がまぶしい夏のひとときを過ごすゲームオリジナルのドタバタ劇です。

ゲームプレイは、島内のマップから移動先を選択し、ヒロインたちと会話をして好感度を上げるオーソドックスなアドベンチャー形式で進行します。しかし、本作最大の特徴は、原作の代名詞でもある「ラッキースケベ」をシステムとして再現している点です。会話中の選択肢や行動によって突発的なハプニングが発生し、際どいアングルのイベントCGが表示されます。また、特定のイベントでは「日焼け止めを塗る」といったミニゲームも発生し、アナログスティックやボタン操作を駆使してヒロインとのスキンシップを図るアクション要素も盛り込まれています。

本作の独自性は、PSPの高解像度画面を活かした美麗なグラフィックと、アニメ版キャストによるフルボイス演出(主人公を除く)にあります。イベントCGは原作の絵柄を忠実に再現しており、少し過激なお色気シーンも修正ギリギリのラインで描かれています。ララの妹であるモモやナナなど、当時の原作では登場したばかりだったキャラクターも姿を見せており、ファンにとってはキャラクターゲームとしてのツボを押さえた賑やかなバカンスを楽しめる一作となっています。

原作漫画『To LOVEる -とらぶる-』は、矢吹健太朗氏の圧倒的な画力と、長谷見沙貴氏による巧みな脚本でラブコメ界の金字塔となりました。その過激でコミカルな作風は「To LOVEるダークネス」へと受け継がれています。ゲームで描かれたような、ちょっとエッチで楽しい世界観をもっと味わいたい方は、矢吹氏の画集や原作コミックスを手に取ることで、その魅力的なヒロインたちの姿をより高精細に楽しむことができます。
矢吹健太朗画集 (関連書籍)

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