『フェイト/タイガーころしあむ』は、『Fate/stay night』を原作としたギャグ寄りの対戦アクションゲームで、2007年9月13日にカプコンよりPlayStation Portable向けに発売されました。
本作では、冬木市が謎の「あたまのわるい結界」に包まれ、虎聖杯を巡る騒動が巻き起こります。プレイヤーは2.5頭身にデフォルメされたキャラクターを操作し、最大4人でのバトルを通じて、藤村大河が引き起こした混乱に立ち向かいます。登場キャラクターは『Fate/stay night』や『Fate/hollow ataraxia』の面々に加え、続編では『月姫』などTYPE-MOON作品からも参戦しています。
バトルはタイム制やポイント制、バトルロイヤルなど複数のルールが用意されており、ステージ上で「タイガーポイント」を集めることで勝敗が決まります。キャラクターごとに異なる必殺技やコスチュームが設定されており、セイバーの「セイバーライオン」など、原作とは異なるユニークな姿も見どころです。
ストーリーモードでは、各キャラクターに専用のエピソードが用意されており、ギャグを中心にしながらも一部シリアスな展開も含まれています。フルボイスで進行するため、原作ファンにとってはキャラクター同士の掛け合いも楽しめる要素となっています。
2008年8月28日には続編『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』が発売され、操作キャラクターの追加やバトルルールの拡張、エクストラモードなどが導入されました。限定版にはドラマCDや設定資料集などの特典も付属し、ファン向けのコレクション性も高い作品です。
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