『ワイルドアームズ クロスファイア』は、2007年8月9日にソニー・コンピュータエンタテインメントからPlayStation Portable向けに発売された、ワイルドアームズシリーズ第7作で、シリーズ初のシミュレーションRPGとして戦略性と群像劇を融合させた作品です。
舞台は荒廃が進む惑星ファルガイア。プレイヤーはクラリッサ・アウィルを中心とする6人の主人公たちを操作し、圧政が敷かれたエレシウス王国での反乱と真実の追求に挑みます。物語は章構成で進行し、各キャラクターの視点が交差する群像劇が展開されます。
戦闘はターン制のシミュレーション形式で、マス目の高低差や地形効果を活かした戦略が求められます。キャラクターには「クラス」が設定されており、戦闘前に変更可能です。クラスごとに異なるスキルや技を習得でき、育成の自由度が高く、戦術の幅も広がります。戦闘前には「DER(ダイレクト・イベント・レポート)」が表示され、戦略の指針を得ることができます。
シリーズでおなじみの「ARM(銃器)」や「フォース」も登場し、従来の要素を戦略型に再構築しています。依頼クエストやギルドシステムも導入され、物語以外のやり込み要素も充実しています。キャラクターデザインは佐々木知美、シナリオは金子彰史が担当し、シリーズの世界観を継承しながら新たな挑戦を示した作品です。
本作はゲームオリジナル作品であり、原作は存在しません。『ワイルドアームズ』シリーズの第7作として、ジャンルをRPGからシミュレーションRPGへと変更したスピンオフ的作品です。













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