『グンペイ リバース』は、2007年にPSP専用タイトルとして登場したアクションパズルゲームです。ゲームボーイの生みの親・横井軍平氏が手がけた『グンペイ』シリーズの流れを汲みつつ、Q ENTERTAINMENTが開発を担当し、音と映像の融合による新たなプレイ体験を提示しました。発売後は、DS版『音をつなごう!グンペイりば~す♪』と並行して展開され、シリーズの再評価を促しました。
プレイヤーは、画面下からせり上がるパネルを上下に入れ替え、左右の壁をラインでつなぐことで消去します。ラインの形状は「/」「\」「∧」「∨」の4種類で構成され、複雑なルートを描くことで大量消去が可能です。消去中にもパネル操作ができる「あとづけ」や、消去後に上部パネルが落下する「ブレイク」など、戦略性の高いシステムが組み込まれています。
本作では、40種類以上のスキンが用意されており、背景映像や操作音がBGMと連動して変化します。「ダブルスキンモード」では、2つのスキンを切り替えながらプレイでき、まるでDJプレイのような感覚が味わえます。さらに、横10列の広大なフィールドで展開される「グンペイ10×10」や、スキン収集を目的とした「チャレンジモード」など、多彩なモードが搭載されています。
PSP専用タイトルとして、携帯機のワイド画面と高音質を活かした本作は、視覚と聴覚の融合による没入感を追求しています。『ルミネス』の系譜を継ぐ演出と、シンプルながら奥深いルールが組み合わさり、パズルゲームの新たな可能性を提示する一作となっています。
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