『ヴルカヌス』、2006年11月16日にコンパイルハートから発売されたPlayStation Portable対応の3Dメカニックアクションゲーム。世界的な大不況により秩序が崩壊した近未来を舞台に、人型機動兵器（人型戦車）を駆る特殊部隊の一員として、苛烈な戦場を駆け抜ける硬派なロボットアクション作品となっています。

物語の舞台は、民主主義勢力「E.D.A」と全体主義勢力「T.S.U」が対立し、焦土と化した地球です。プレイヤーはE.D.Aの特殊部隊「ヴルカヌス」に所属し、高機動型の「MARK」や重装甲型の「KIEV」といった人型戦車に搭乗して、敵拠点の破壊や防衛といった様々なミッションを遂行します。戦場の空気感を重視したグラフィックと、重量感のあるメカの挙動が、硝煙漂う戦いのリアリティを演出します。

本作の特徴は、ミッションクリアで得たポイントを使って行う機体のカスタマイズです。武器やブースターを強化し、自分好みの性能にチューンアップすることで、より過酷な戦場へと挑むことができます。また、PSPのアドホック通信機能を使用した最大4人での対戦プレイにも対応しており、自慢の機体を持ち寄っての熱いバトルロイヤルやチーム戦を楽しむことも可能です。

コンパイルハートの設立第1弾タイトルとしてリリースされた本作。携帯機でありながら本格的なロボットアクションを追求した、戦場の鉄と油の匂いを感じさせる一作です。

本作は、コンパイルハート（アイディアファクトリーの子会社）の設立第1弾タイトルとして発売された完全オリジナル作品です。開発は韓国のデベロッパーZepettoが担当しており、洋ゲーライクな重厚なメカデザインと、戦場の臨場感を重視した3Dアクションシューティングとして制作されました。

ヴルカヌス