『カンガエル EXIT(かんがえる いぐじっと)』は、2006年9月7日にタイトーから発売されたPlayStation Portable用のパズルアクションゲームで、2005年発売の『EXIT』の続編にあたる作品です。
プレイヤーは「脱出請負人」Mr.ESC(ミスター・エスケープ)を操作し、災害現場に取り残された人々を救出しながら出口へ導くことが目的です。ステージは2D構成で、火災・崩落・停電などの障害物が配置された現場を、同行者やアイテムを活用して攻略していきます。同行者には子供・大人・負傷者など複数のタイプが存在し、それぞれ異なる能力と制約を持っています。
本作では「考える」ことに重点が置かれており、前作よりもアクション性を抑え、思考力と順序立てた操作が求められるステージ構成となっています。ステージ数は100問で、10シチュエーション×10レベルの構成に加え、前作『EXIT』のセーブデータがあると追加ステージが解放される連動要素も搭載されています。
グラフィックは影絵調のスタイリッシュなデザインで統一されており、Mr.ESCや同行者の動きも滑らかに描写されています。制限時間内に全員を脱出させることが求められるため、ルート選択や行動順序が攻略の鍵となります。PSPの携帯性を活かし、短時間で1ステージずつプレイできる構成が採用されています。
原作は、2005年12月15日にタイトーから発売されたPlayStation Portable用パズルアクションゲーム『EXIT』です。主人公Mr.ESCが災害現場から人々を救出するという設定で、同行者やアイテムを活用しながら出口へ導く構成が特徴です。影絵調のグラフィックと制限時間内の脱出という緊張感あるゲーム性が評価され、Xbox 360やWindowsにも移植されました。『カンガエル EXIT』はその続編として、思考性を強化したステージ構成が導入されています。













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