『七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタン ポータブル』は、七田式教育理論に基づいた高速トレーニングを通じて、イメージや直感を司る右脳の活性化を促す脳力開発ソフトです。2006年8月24日にインターチャネル・ホロンからPlayStation Portableで発売されました。

本作は、右脳教育の第一人者である七田眞氏が監修しており、PCやニンテンドーDSで展開されていた「記憶力」「集中力」「判断力」の3つのトレーニング要素を一本のソフトに統合した内容となっています。収録されているミニゲームは全15種類におよび、図形の認識、数字の並び替え、瞬発的な色の判別といった視覚的情報を短時間で処理する課題が中心です。

PSP版独自の仕様として、制限時間内にどれだけ多くの問題を解けるかを競う「タイムトライアル」形式が導入されています。一問ごとに回答を待つのではなく、次々と現れる設問を高速で捌いていくことで、論理的な左脳の働きを抑え、右脳特有の「高速大量処理機能」を刺激する仕組みです。トレーニングの結果はカレンダー形式のグラフで保存され、日々の脳力の変化を客観的な数値として確認できます。

操作体系は、PSPの各ボタンを選択肢に対応させたシンプルな入力を採用。文字入力や複雑な操作を排除したことで、画面上の情報に集中できる環境を整えています。また、無線LAN機能を用いたアドホックモードにより、最大4人での通信対戦が可能です。同じ問題に同時に挑戦し、解答の速さと正確さをリアルタイムに競う対戦要素が含まれています。

一回のトレーニング時間は数分程度に設定されており、携帯機の特性を活かして短時間で集中して取り組める構成です。単純な知識の習得ではなく、脳の処理速度そのものを向上させるための反復練習を軸としたシステムが構築されています。

『七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタン ポータブル』は、日本全国で幼児教育や右脳開発を実践する「七田式」の教育理論をゲーム形式で再現したものです。

七田式