『リサと一緒に大陸横断 〜A列車で行こう〜』、2006年6月22日にアイディアファクトリーから発売されたPlayStation Portable対応の鉄道経営シミュレーションゲーム。都市開発シミュレーションの金字塔『A列車で行こう』のシステムをベースに、美人秘書リサと共にアメリカ大陸横断鉄道の完成を目指す、ストーリー仕立ての作品となっています。
物語の舞台は、19世紀末のアメリカ大陸です。プレイヤーは鉄道会社の社長となり、東海岸から西海岸へ向けて線路を敷設し、荒野を開拓して街を発展させていきます。本作最大の特徴は、パートナーとなる秘書「リサ・マクラグレン」の存在です。彼女はフルボイスでプレイヤーにアドバイスを送るだけでなく、時には雑談やイベントを通じて旅の疲れを癒やしてくれます。
ゲームシステムは、アートディンクの『A列車で行こう』シリーズのエンジンを採用しており、本格的な鉄道経営やダイヤ設定が可能です。一方で、複雑になりがちな操作や知識をリサが丁寧にガイドしてくれるため、シミュレーションゲーム初心者でも迷わずに遊べるよう配慮されています。大陸横断という壮大な目標に向かって、資金繰りに奔走し、列車を走らせ、彼女と共に夢のレールを繋いでいく過程が描かれます。
無機質になりがちな経営シミュレーションに、魅力的なキャラクターとのコミュニケーション要素を加えることで、温かみのある二人三脚の旅路を楽しむことができます。
本作は、アートディンクが開発する長寿シミュレーションゲーム『A列車で行こう』シリーズとのコラボレーション作品です。シリーズ伝統の「線路を敷いて街を発展させる」というゲーム性をPSP向けに最適化しつつ、アイディアファクトリーが得意とするキャラクター性を融合させました。ベースとなっているのは『A列車で行こう4』などのシステムと思われ、携帯機で手軽に遊べる本格SLGとして制作されました。
原作:A列車で行こう












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