『ウルトラパズルボブル ポケット』は、2006年3月23日にタイトーから発売されたPlayStation Portable用のアクションパズルゲームで、Xbox版『ウルトラパズルボブル』の移植作品です。

本作は、従来の「クラシックパズル」モードに加え、フィールドのバブル配置によってステージ全体が傾く「シーソーパズル」や、一発勝負でバブルを消す「ショットパズル」など、多彩なルールが導入されたシリーズ変化作です。砲台からバブルを発射し、同じ色のバブルを3つ以上くっつけて消すという基本ルールはそのままに、フィールドの動きや砲台の挙動が加わることで、戦略性が増しています。

登場キャラクターには、シリーズおなじみのバブルンとボブルンに加え、個性豊かな新キャラクターが多数登場します。シングルプレイモードは8種類、対戦モードも8種類が用意されており、アドホック通信による2人対戦にも対応しています。PSP版では、グラフィックが2Dベースに戻され、Xbox版の3D表現とは異なる親しみやすいビジュアルが採用されています。

また、ステージクリアによって新たなモードやキャラクターが解放される仕組みがあり、やり込み要素も充実しています。バブルの挙動やフィールドの傾きによる物理的な変化が、従来のシリーズとは異なるプレイ感覚を生み出しています。

原作は、2005年1月27日にXbox向けに発売された『ウルトラパズルボブル』です。従来のクラシックモードに加え、シーソーパズルやショットパズルなど新ルールが導入され、3Dグラフィックによる演出が特徴でした。Xbox Liveによる通信対戦にも対応しており、シリーズの中でも実験的な要素が多く含まれた作品です。PSP版ではキャラクターやグラフィックが2Dに戻され、より親しみやすい構成となっています。

ウルトラパズルボブル