『NBA LIVE 06』は、2005年にエレクトロニック・アーツ(EA SPORTS)から発売されたバスケットボールゲームです。NBA公式ライセンスを取得し、当時の全チーム・全選手が実名で登場します。日本国内ではPlayStation 2版が2005年11月10日、PlayStation Portable版が2005年12月8日、Xbox 360版が2006年1月19日に発売されました。シリーズとしては『NBA LIVE 2005』の後継作で、次世代機版ではグラフィックやアニメーションが大幅に進化しています。

ゲームモードは、シーズンやプレイオフ、エキシビションなどの基本モードに加え、PS2版とPSP版では選手育成やチーム経営を行う「ダイナスティモード」を搭載しています。Xbox 360版ではダイナスティモードが削除され、代わりにオンライン対戦機能が強化されました。新要素として「フリースタイルスーパースター」システムが導入され、スーパースター選手はポジションやプレースタイルに応じた専用スキルを発動できます。これにより、ダンクやスリーポイント、ディフェンスなどでスター選手の個性をより強く表現できるようになっています。

グラフィック面では、選手の顔や筋肉、汗の質感まで再現され、特にXbox 360版では次世代機ならではの高精細モデルと滑らかなモーションが特徴です。アニメーションはモーションキャプチャーを用いてリアルさを追求し、試合中のカメラワークや観客の動きも臨場感を高めています。実況・解説は英語音声で収録され、BGMにはヒップホップやR&Bを中心とした楽曲が使用されています。