『ぷよぷよフィーバー』のPSP版およびニンテンドーDS版は、どちらも2004年12月24日にセガから発売された携帯機向けの移植作品で、セガがコンパイルからシリーズの権利を引き継いで初めて本格的に手がけた“新生ぷよぷよ”の代表作です。
PSP版は、アーケードや据え置き機版と同様のゲーム内容をベースに、携帯機でも快適に遊べるよう最適化されており、1〜2人での対戦プレイが可能です。グラフィックや演出はPS2版に近く、携帯機ながらも高い再現度を誇ります。
一方、DS版はタッチパネルや2画面表示といったDS独自の機能を活かした要素が追加されており、最大8人までのローカル通信対戦に対応。ソフト1本で複数人が遊べるダウンロードプレイにも対応しており、携帯機版としては特に多人数プレイに優れた仕様となっています。また、タッチ操作による直感的なぷよ操作や、下画面に登場キャラクターが大きく表示される演出など、DSならではの遊び心も盛り込まれています。
どちらのバージョンも「フィーバーモード」を中心とした新システムを搭載し、初心者でも大連鎖を楽しめる設計が特徴です。旧作ファンからは賛否が分かれたものの、新規プレイヤー層の獲得には成功し、以降のセガ版『ぷよぷよ』シリーズの礎となりました。
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