『恐怖体感 呪怨』は、ジャパニーズホラーの金字塔として知られる映画『呪怨』の世界観を題材にしたホラーアドベンチャーゲーム。2009年07月30日にAQインタラクティブからWiiで発売されました。本作は映画シリーズ生誕10周年企画の一環として制作され、原作者である清水崇監督が「恐怖演出監修」として参加しています。呪われた家「佐伯邸」に関わってしまった一家の視点を通じて、廃工場や廃団地、病院といった不気味な心霊スポットを探索し、忍び寄る怨念から逃れようとする惨劇の物語が描かれています。
ゲームプレイは、Wiiリモコンを懐中電灯に見立てて暗闇を照らしながら進む一人称視点の探索型アドベンチャーです。プレイヤーキャラクターには攻撃手段が一切なく、伽椰子や俊雄といった怨霊が現れた場合は逃げることしかできません。探索の命綱となるのは懐中電灯の明かりであり、各所に落ちている乾電池を拾ってバッテリー切れを防ぎながら進むリソース管理が求められます。また、2人プレイ時には、2プレイヤー側が画面に血の手形を出したり、突然音を鳴らしたりして1プレイヤーを驚かせることができる「イタズラ機能」も実装されています。
本作の特徴は、Wiiリモコンの動きやボタン入力の反応速度を計測してプレイヤーの恐怖度を判定する「ビビリ度チェック」システムです。ゲーム開始時に星座や性別を入力し、プレイ中の挙動と合わせて、どれだけ怖がっているかがステージクリア時に診断されます。清水崇監督の監修により、映画さながらのタイミングで発生する恐怖演出や、生理的な嫌悪感を煽るサウンドが構築されており、ただ歩くだけでも精神を削られるような緊張感が漂う屋敷の探索が再現されています。
本作の題材となった映画『呪怨』は、ビデオ版から始まり劇場版、ハリウッドリメイク版と展開されたホラーシリーズです。「佐伯伽椰子」と「俊雄」という象徴的な怨霊キャラクターは、世界中で恐怖のアイコンとして知られています。ゲームで描かれた理不尽な呪いの淵源や、佐伯邸で起きた惨劇の全貌を知りたい方は、シリーズの原点であるビデオ版や劇場版の映像作品を鑑賞することで、そのおぞましい世界観をより深く理解することが可能です。













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