『ブーム ブロックス』は、2008年7月17日にエレクトロニック・アーツから発売されたWii対応のアクションパズルゲーム。映画界の巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督とEAがタッグを組み、積み上げられたブロックを「壊す」という根源的な快感をテーマに作り上げた、物理演算パズルの意欲作となっています。

本作のコンセプトは非常にシンプルかつ直感的です。プレイヤーはWiiリモコンをボールに見立てて画面に向かって振り下ろし、積み木のように組まれたブロックの塔にぶつけて崩壊させます。崩れ落ちるブロックの挙動は物理演算によってリアルにシミュレートされており、どこを狙えば派手に崩れるか、あるいは特定のブロックだけをどうやって抜き取るかといった、頭脳と感覚の両方を刺激するパズル要素が満載です。

ゲームモードは多岐にわたり、ボールを投げるだけでなく、ブロックを直接つかんでジェンガのように引き抜いたり、光線銃で爆破したりと多彩なルールが用意されています。さらに、300以上のステージに加え、自分だけのステージを作成できるエディット機能や、最大4人で遊べるパーティーモードも充実しており、家族や友人とワイワイ盛り上がるのに最適な一本です。

難しい操作は一切不要で、誰でもすぐに楽しめる親しみやすさ。映画監督ならではのエンターテインメント精神が注入された、壊して遊ぶデジタルな積み木体験がここにあります。

本作は、エレクトロニック・アーツとスティーヴン・スピルバーグ監督とのコラボレーション契約によって生まれた完全オリジナル作品の第1弾です。スピルバーグ監督自身がWiiの『Wii Sports』に感銘を受け、「家族みんなで遊べるゲーム」を目指して企画・開発に参加しました。その革新的なゲームプレイは高い評価を受け、後に続編『Boom Blox Bash Party』(日本未発売)も制作されました。

ブーム ブロックス