『ソニックライダーズ シューティングスターストーリー』は、2008年1月17日にセガよりWii向けに発売された3Dレースアクションゲームで、『ソニックライダーズ』の続編にあたります。日本ではWii専用タイトルとして展開されましたが、海外ではPlayStation 2版も同時展開されました。開発はソニックチームとTraveller’s Talesが共同で手がけ、物理演算エンジン「Havok」を活用した“重力”をテーマにした新感覚のレース体験が特徴です。
本作では、前作の「風」に代わって「重力(Gravity)」がゲームの中心テーマとなり、プレイヤーは「Gコントロール」や「Gダイブ」といったアクションを駆使して、壁や天井を滑走したり、ブラックホールを生み出して超加速するなど、従来のレースゲームの常識を覆すダイナミックな走行が可能となっています。これらのアクションは、トリックやスキルの成功によって得られる「GP(グラビティポイント)」を消費して発動します。
ストーリーモードは「ヒーローズサイド」と「バビロンサイド」の2視点で展開され、隕石の落下とそれに伴う警備ロボットの暴走事件を軸に、ソニックたちとバビロン盗賊団の物語が交錯します。ソニックが偶然手にした隕石「星の聖櫃」によって重力を操る力を得たことから、新たな冒険が始まります。
登場キャラクターは前作よりも大幅に増加し、ソニック、テイルス、ナックルズ、エミー、シャドウ、ルージュ、Dr.エッグマン、クリーム、ジェット、ウェーブ、ストーム、シルバー、ブレイズなどに加え、ナイツやアミーゴ、ビリーといったセガ作品からのゲストキャラも参戦。さらに、メテオテック社製のセキュリティロボ「SCR-GP」や「A.B.I.S.」といった本作オリジナルキャラも登場します。
ギアカスタマイズ要素も強化されており、40種類以上のギアと最大3つまで装着可能なギアパーツによって、走行スタイルや特殊能力を自由にカスタマイズできます。また、Wi-Fi通信によるワールドランキングやゴーストデータのアップロード・ダウンロード機能も搭載され、やり込み要素も充実しています。
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