『クレイジークライマーWii』は、1980年に日本物産からアーケードゲームとしてリリースされ一世を風靡した名作アクションゲームを、体感操作でリメイクしたクライミングアクションゲーム。2007年12月20日に日本システムからWiiで発売されました。かつて2本のレバーを駆使してビルをよじ登った緊張感を、Wiiリモコンとヌンチャクを両手に見立てた直感的な操作で再現しており、プレイヤー自身の身体を使って高層ビルの頂上を目指す新たな挑戦が描かれています。

ゲームプレイは、Wiiリモコンとヌンチャクを交互に上下させることでクライマーの手を動かし、窓枠や突起物を掴んで登っていくスタイルです。右手と左手をリズミカルに動かす動作は、実際に壁をよじ登っているかのような没入感を生み出します。道中には、窓から植木鉢を落とす住人、空を飛ぶコンドル(しらけ鳥)、看板の落下、そして巨大なゴリラといったお馴染みのお邪魔キャラクターたちが登場し、行く手を阻みます。3Dグラフィックで描かれたビルは奥行きがあり、落下時のスリルも強化されています。

本作の独自性は、家庭用ゲーム機向けにアレンジされた「対戦モード」の実装にあります。画面を分割して最大4人まで同時にプレイすることが可能で、誰が一番早く登りきれるかを競い合うパーティゲームとしても機能します。また、ストーリーモードでは個性的な複数のキャラクターからクライマーを選択でき、それぞれ異なる能力や演出を楽しむことが可能です。かつてのアーケードゲーマーには懐かしく、新しいプレイヤーには新鮮な体感アクションとして、世代を超えて楽しめる内容となっています。

オリジナル版『クレイジークライマー』を開発した日本物産(ニチブツ)は、80年代のアーケードシーンを牽引したメーカーの一つです。本作に登場する「しらけ鳥」などのキャラクターやBGMは、当時のバラエティ番組や流行を反映したものでした。往年のアーケードゲームの熱気やニチブツの歴史に興味を持った方は、レトロゲームのサウンドトラックや、当時のゲームセンター文化を記録した書籍などを手に取ることで、そのユニークな発想の源流を知ることができます。

クレイジークライマー (関連商品)

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