『牧場物語 やすらぎの樹』は、2007年6月7日にマーベラスエンターテイメントからWii向けに発売された「ほのぼの生活シミュレーション」ゲームで、シリーズ初のWii対応作品として登場しました。
本作では、主人公が「ワッフルタウン」に移住し、枯れてしまった女神の大樹を蘇らせるために、コロボックルと協力して虹を渡り、希望の苗を植えていくというストーリーが展開されます。従来の牧場物語シリーズと同様に、畑を耕し、作物を育て、動物の世話をしながら、住人との交流や恋愛・結婚・子育てなど、自由度の高い生活が楽しめます。
Wiiリモコンを活かした操作が特徴で、耕す・水やり・刈るなどの農作業が直感的に行えるほか、ペンギン・ダチョウ・イタチ・サルなどの野生動物も登場し、牧場のバリエーションが広がっています。また、子どもが牧場仕事を手伝ったり、自宅の家具をレイアウトできるなど、生活面のカスタマイズ性も強化されています。
ユーザーレビューでは、自由度の高さやキャラクターの魅力が好評で、「どうぶつの森」的な雰囲気に加え、明確なエンディングがある点が評価されています。一方で、ロード時間の長さやカメラワークの不便さ、時間進行の速さなどが課題として挙げられており、次作『わくわくアニマルマーチ』では一部改善が見られています。
『牧場物語』シリーズは、1996年にスーパーファミコンで第1作が発売されて以来、家庭用ゲーム機を中心に展開されてきた長寿シリーズです。農業・畜産・人間関係・恋愛・結婚・子育てなど、人生の多様な側面をゲーム内で体験できる点が特徴です。
『やすらぎの樹』はシリーズ初のWii作品であり、Wiiリモコンによる操作性と、自然・人間・精霊との共生をテーマにした物語性が融合したタイトルです。













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