『ROBOCOP 〜新たなる危機〜』は、SFアクション映画の金字塔『ロボコップ』を題材としたファーストパーソン・シューティング(FPS)ゲームです。PlayStation 2版は2003年7月3日に、ニンテンドーゲームキューブおよびXbox版は2004年3月4日に、タイタスジャパンから発売されました。プレイヤーはサイボーグ警官ロボコップとなり、犯罪都市デトロイトにはびこる新たな悪「ブレインチップ」の密売組織を壊滅させるため、愛銃オート9を片手に捜査へ乗り出します。
ゲームシステムは、画面内の敵を自動で捕捉する「ターゲットロックオン」機能を搭載したFPSです。ロボコップの視界(バイザー)には、映画同様にターゲット情報が表示され、複数の敵を次々とロックオンして掃討する爽快感を狙った設計となっています。また、犯罪者の逮捕だけでなく、人質の救出や証拠品の確保といった警察官らしいミッションも用意されており、映画おなじみのBGMや効果音を使用するなど、原作の重厚な世界観を再現しようとした意図は随所に見受けられます。
しかし、その実態は「洋ゲーの悪しき部分」を凝縮したような伝説的なクソゲーとして知られています。自慢のロックオン機能は挙動が不安定で、撃ちたくもない人質を誤ってロックオンして射殺してしまう事故が多発します。さらに、ロボコップの動きは原作を再現したつもりなのか極端に鈍重で、敵の攻撃を避けることすらままなりません。開発は『スーパーマン64』で世界中のゲーマーを絶望させた悪名高き「タイタス」が担当しており、粗雑なグラフィック、頻発するバグ、理不尽な難易度が、プレイヤーの正義感を容赦なくへし折ります。
ゲーム内でストレスを溜めた後は、名作である映画版を見返して心の平穏を取り戻すのが正解です。ポール・バーホーベン監督が描いたバイオレンスと風刺に満ちたデトロイトの姿は、いつ見ても色褪せない輝きを放っています。高画質のブルーレイで、本物のロボコップの雄姿を目に焼き付けてください。













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