『わいわいゴルフ』は、アナログスティックをゴルフクラブに見立てて「引いて、弾く」直感的なスイング操作を実現した、ニンテンドーゲームキューブ隠球(かくしだま)的な良作ゴルフゲーム。2002年11月28日にアイドス・インタラクティブからニンテンドーゲームキューブで発売され、洋ゲーパブリッシャーからの発売でありながら、開発は老舗・日本テレネットが手掛けた純国産タイトルとして展開されました。
本作の最大の特徴は、従来のゴルフゲームで主流だった「タイミング良くボタンを3回押す(チャーシューメン方式)」操作を廃し、Cスティック(アナログスティック)を使用したアナログスイングシステムを採用している点です。スティックを手前に引いてパワーを溜め、前方へ弾くことでショットを放つこの操作は、実際のゴルフのスイングテンポやインパクトの感覚を指先で再現しており、微妙な力加減や左右への打ち分けを直感的に行うことができます。
登場キャラクターは『みんなのGOLF』を彷彿とさせる親しみやすいアニメ調のデザインで、個性豊かな14人のゴルファーと6人のキャディが登場します。特にキャディシステムは充実しており、グリーンの傾斜や風の読みについて的確なアドバイスをくれるため、初心者でも安心してプレイできます。コースも高原、砂漠、南国リゾートなどバラエティに富んでおり、ギミックも豊富です。
「アイドス」という海外メーカーのブランドで発売されたため、国内での知名度は決して高くありませんが、その操作性の良さと丁寧に作られたゲームバランスから、遊んだプレイヤーからは「GC屈指のゴルフゲーム」として高く評価されています。後にPS2で発売された『エンジョイゴルフ』の原型ともなった、知る人ぞ知る名作です。
『わいわいゴルフ』は日本テレネットによるオリジナル作品です。同社は80年代から『夢幻戦士ヴァリス』などで知られる老舗メーカーでしたが、晩年はパチンコシミュレーターやゴルフゲームに注力していました。本作のシステムは、後の体感型ゴルフゲームの先駆けともいえるアイデアを含んでいます。













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