『お茶犬くるりん 〜ほんわかパズルで「ほっ」としよ?〜』は、2004年にゲームボーイアドバンス向けに発売されたアドベンチャーパズルゲームです。本作は、セガトイズとホリプロが共同開発した癒し系キャラクター「お茶犬」を題材としており、シリーズ唯一の落ちものパズル形式を採用しています。プレイヤーは、お茶犬やお茶猫を操作しながら、ストーリー進行とパズルクリアを通じて各キャラクターの物語を体験します。

ゲームは「ストーリーくるりん」「パズルでくるりん」「ひとりでくるりん」「つうしんたいせん」の4モードで構成されており、それぞれ異なるプレイスタイルが用意されています。基本ルールは、同色の湯のみブロックをお茶犬ブロックの上下左右に接することで消去するという独自の方式で、連鎖やスコア倍率の要素も含まれています。ストーリーモードでは、探索パートとパズルパートが交互に展開され、葉っぱアイコンの収集によって小物アイテムの鑑賞が可能です。

対戦型・問題型・エンドレス型の各パズルスタイルが揃っており、通信ケーブルを用いた2人対戦にも対応しています。ただし、通信プレイにはGBA本体とソフトが2セット必要となる仕様です。コレクション要素は控えめで、主に小物アイテムの収集に限定されています。全体として、癒し系キャラクターの魅力と戦略性のあるパズル要素が融合したタイトルです。