『ソニックピンボールパーティー』は、2003年7月17日にセガよりゲームボーイアドバンス向けに発売されたピンボールアクションゲームで、開発はジュピターが担当しました。ソニックシリーズのキャラクターたちが登場するだけでなく、『ナイツ』や『サンバDEアミーゴ』といったセガの他作品をモチーフにした台も収録されており、セガファンにとってはクロスオーバー的な楽しみも味わえる内容となっています。

ゲームは、ストーリーモード・ベーシックモード・パーティーモード・チャオのプチガーデンといった複数のモードで構成されており、ストーリーモードではDr.エッグマンにさらわれた仲間たちを救うため、ソニックがピンボールトーナメントに挑むという筋書きが展開されます。ピンボール台は「ソニック台」「ナイツ台」「サンバDEアミーゴ台」の3種類が用意されており、それぞれに異なるギミックや演出が施されています。

また、チャオ育成モード「チャオのプチガーデン」では、ミニゲームやカードゲームを通じてチャオを育てることができ、ゲームキューブ版『ソニックアドベンチャー2バトル』などとの通信連動にも対応していました。さらに、最大4人までの対戦が可能な「パーティーモード」では、爆弾を使った妨害やホッケー風のゲームなど、ピンボール以外のミニゲームも楽しめる構成となっています。

2006年には『ソニックバトル』との2in1パッケージ『ダブルパック ソニックピンボールパーティー&ソニックバトル』として再発売され、より手に取りやすい形で再登場しました。