『バス釣りしようぜ! 〜トーナメントは戦略だ!〜』は、湖の地形・天候・ルアー選択を読み切る“戦略型バスフィッシングシミュレーション”です。

本作は、コナミが手がけたGBA専用バス釣りゲームで、2002年10月31日に国内発売されました。プレイヤーはプロアングラーとして、複数の湖で開催されるトーナメントに挑戦。制限時間内に規定サイズ以上のバスを釣り上げ、順位を競う構成です。タイトル通り「戦略」が重視されており、ルアーの種類・水深・ポイント選び・時間帯など、複数の要素を読み切る力が求められます。

登場するルアーはスピナーベイト、クランクベイト、ワームなど多彩で、魚の活性や水温に応じて使い分ける必要があります。湖ごとに地形や障害物が異なり、バスの潜むポイントも変化。キャスティングの方向やリトリーブ速度によってヒット率が上下するため、「この一投、読みが外れると全てが終わる…」という緊張感が漂います。

トーナメントは複数ステージ制で、成績に応じて次の大会へ進出。釣果や順位は記録され、最終的に“闘魚王”の称号を目指します。グラフィックはGBAとしては高精細で、水面の反射や魚影の演出も丁寧。操作はシンプルながら、魚とのファイトではテンション管理が求められ、ラインが切れると即失点というシビアな設計です。