『ドキドキクッキングシリーズ』は、エム・ティー・オーがゲームボーイアドバンス専用ソフトとして展開した、料理を作る楽しさと女の子たちの友情物語を核心で描くクッキングシミュレーションシリーズ。2002年から2003年にかけて計2作品が発売されました。

本シリーズは、ゲームボーイカラーで人気を博した「なかよしクッキングシリーズ」の正統進化版です。主人公の「こむぎちゃん」と、その相棒であるピンク色のうさぎ「ウサコちゃん」が、料理を通じて街の人々と交流を深めるストーリーが展開されます。

第1弾『ドキドキクッキングシリーズ1 こむぎちゃんのハッピーケーキ』では、ケーキ作りに特化したパティシエ体験を楽しめます。スポンジの種類を選び、生クリームを絞り、フルーツやマジパンをトッピングする工程において、配置場所やクリームの量をミリ単位で調整できる高い自由度を実現しました。全48種類以上のベースケーキと36種類以上のトッピングを組み合わせることで、世界に一つだけのオリジナルケーキを作成できます。

続く第2弾『ドキドキクッキングシリーズ2 グルメキッチン ステキなお弁当』では、テーマがお弁当作りへと変化しました。最大の特徴は、おかずを弁当箱に詰める際の物理的な挙動を再現した「自動補正機能」です。卵焼きやハンバーグといった形のことなる具材を隙間なく詰めるパズル的な面白さと、調理工程を再現したミニゲームを融合させました。作ったお弁当はゲーム内のお店で販売され、その評判によってストーリーが分岐するマルチエンディング方式を採用しています。

開発元のエム・ティー・オーは、本シリーズ以外にも『リトルパティシエ』など数多くの女児向けゲームを手掛けています。単なる「ごっこ遊び」に留まらず、完成した料理の見た目にプレイヤーの個性が色濃く反映されるシステムは、当時のファンから高い評価を得ました。

はじめての料理本 (関連書籍)

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