『超魔界村R』は、2002年にゲームボーイアドバンス向けに発売された横スクロール型アクションゲームで、1991年にスーパーファミコンで登場した『超魔界村』の移植・拡張版です。

本作では、騎士アーサーがさらわれたプリンセスを救うため、魔界の軍勢に立ち向かうというシリーズ定番のストーリーが展開されます。GBA版では、SFC版を忠実に再現した「オリジナルモード」に加え、過去作『魔界村』『大魔界村』をベースにしたステージや完全新規ステージを収録した「アレンジモード」が追加され、シリーズファンにも新鮮な体験が提供されます。

ゲームシステムは、二段ジャンプや鎧のランクアップによる武器強化、魔法の使用など、前作から進化した要素を多数搭載。特に黄金の鎧を装備することで使用可能になる魔法は、武器ごとに異なる効果を持ち、戦略性を高めています。さらに、GBA版ではセーブ機能が追加され、リプレイ性が向上。難易度は高めながらも、繰り返し挑戦したくなる設計が魅力です。

ステージ構成は前半・後半に分かれており、制限時間内に進行する必要があります。敵の配置や罠の演出は緻密に設計されており、プレイヤーの記憶力と反応速度が試されます。2周目以降には専用武器「女神の腕輪」が登場し、ラスボス撃破にはこの武器が必須となるなど、シリーズ伝統の“2周クリア”システムも健在です。