『カエルBバック』は、時間を遡りながら歴史を改変し、消滅の危機にある世界を救うタイムトラベル・ロールプレイングゲーム。2002年3月29日に角川書店からゲームボーイアドバンスで発売されました。
本作の物語は、「時を喰らう魔竜」の復活により、現在(いま)に生きる人々の存在が次々と消されてしまう異常事態から始まります。「時の一族」の末裔である主人公テンポは、仲間のミヌート、セコンドと共に、魔竜を倒すために時間を過去へと遡る旅に出ます。最大の特徴は、過去の世界での行動が未来(現在)の地形や状況に影響を与える「歴史介入システム」です。例えば、過去で森林伐採を食い止めることで、現在では荒野だった場所が森に変わるといった変化が生じ、それによって新たな道が開かれます。
戦闘システムには、タイトルにもあるカエルの力を借りる独自の「とっカエルシステム」を採用しています。プレイヤーは「獣」「飛」「工」といった属性を持つ6匹のサポートカエルを装備し、戦闘中に彼らを呼び出すことで特殊能力やスキルを使用します。また、会話シーンにおける選択肢には、通常の「はい」「いいえ」に加え、相手の話を適当に聞き流す「はいはい」という第3の回答が用意されています。この気の抜けた返答を選ぶことでキャラクターのリアクションが変化するなど、シリアスな世界観の中に独特のユーモアとギャグ要素が散りばめられた作品です。
本作は角川書店から発売されたゲームであり、「時をかける」少年少女たちの冒険を描いています。タイムリープや時間移動というテーマは、同社の看板作品である『時をかける少女』に通じるものがあります。ゲーム内のドタバタ劇とは趣が異なりますが、時間という不可逆な流れに抗う若者たちの物語の原点として、筒井康隆氏による不朽の名作SF小説を紹介します。
時をかける少女 [文庫]













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