『GUILTY GEAR X ADVANCE EDITION』は、ハイスピードなコンボアクションとロックな世界観を携帯機で描く2D対戦格闘ゲーム。2002年01月25日にサミーからゲームボーイアドバンスで発売されました。

本作は、アーケードやドリームキャストで圧倒的な支持を得た『GUILTY GEAR X』の移植作品です。ハードウェアの制約が厳しい携帯ゲーム機でありながら、シリーズの代名詞である「ガトリングコンビネーション」や「ロマンキャンセル」、そしてド派手な「一撃必殺技」といったシステムを4ボタン操作の中に巧みに落とし込んでいます。

グラフィックはキャラクターサイズこそ縮小されていますが、ソルやカイといったファイターたちのアニメーションパターンを可能な限り再現しています。さらに、本作独自の要素として「3on3モード」や「タッグマッチモード」を搭載しており、控えキャラクターとリアルタイムに交代しながら戦うという、本家にはない戦略的なバトルを楽しめます。

本作の原作である『ギルティギア』シリーズは、ゼネラルディレクターの石渡太輔氏が、企画、キャラクターデザイン、イラスト、BGMの作曲など制作の大部分を一人で手掛けたことで知られています。さらに特筆すべきエピソードとして、主人公である「ソル=バッドガイ」の声優も、初代から『XX』までの長期間にわたり石渡氏本人が担当していました。これは初代制作時に予算が足りず、プロの声優を起用できなかったため「自分たちでやるしかない」と苦肉の策で演じたことがきっかけでしたが、その渋く野性味のある演技はファンから絶大な支持を得ることとなりました。GBA版においても、容量の許す限りそのボイスが収録されており、クリエイターの魂が込められた叫びを聞くことができます。

石渡太輔 (関連書籍・画集)

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