『MUTSU ウォータールーパームツ』は、水槽の中を泳ぐ不思議な水生生物「ムツ」と触れ合い、のんびりとしたスローライフを楽しむ会話&育成シミュレーション。2001年12月21日にトミーからゲームボーイアドバンスで発売され、当時「癒し系電子ペット」として話題を集めていた同名の玩具をゲーム化した作品です。
プレイヤーは水槽の持ち主となり、餌をあげたり、水槽内のレイアウトを変更したりしてムツを世話します。本作最大の特徴は、ムツに「言葉」や「歌」を教えられるコミュニケーション機能です。最初は鳴き声しか上げないムツも、接していくうちに片言の「ムツ語」を話し始め、最終的にはプレイヤーが教えた言葉で会話が成立するようになります。
ゲーム内には、誕生日や育成環境によって変化する「365種類以上」のムツが登場します。オーソドックスな「アオムツ」や「モモムツ」だけでなく、ペンギンや犬に似た姿のレアなムツも存在し、それらを通信ケーブルを使って友達と交換したり、図鑑を埋めたりするコレクション要素も充実しています。「アロマテラピー」でムツの機嫌をとるなど、女性層を意識した優しい世界観で統一された一作です。
『MUTSU ウォータールーパームツ』は、2000年にトミー(現タカラトミー)が発売した電子ペット玩具「ウォータールーパーMUTSU」を題材にしています。ソラマメ型の水槽に水を張り、その中を磁石の力で生きているかのように泳ぎ回るムツの姿は、20〜30代の女性を中心に「癒しアイテム」としてブームになりました。












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