『ZOIDS SAGA(ゾイドサーガ)』シリーズは、時空の歪みによって異なる時代のゾイドやパイロットたちが集結するクロスオーバーRPG。2001年から2005年にかけてトミーからゲームボーイアドバンスで3作品、ニンテンドーDSで1作品が発売され、アニメやバトルのストーリーの垣根を超えた「夢の部隊編成」を実現できる人気シリーズです。

シリーズの変遷を時系列順に見ると、第1作『ZOIDS SAGA』(2001年)は、中立国アーカディアの王子アトレーを主人公に、バンやビットといった歴代ヒーローと共闘するシステムを確立しました。続く第2作『ZOIDS SAGA II』(2003年)では、オリジナル主人公ゼルを軸に、機体数が約140種類へ倍増し、ゾイドブロックスの合体攻撃「ユニゾン」も実装されるなどボリューム面で大幅な進化を遂げました。

その後、アニメ『ゾイドフューザーズ』の世界観をベースにした第3作『ZOIDS SAGA FUZORS』(2004年)では主人公ウィルの視点で物語が展開され、合体システムが戦略の中核を担うよう調整されています。シリーズ最終作となる『ZOIDS SAGA DS -legend of arcadia-』(2005年)は、第1作のストーリーをベースに新キャラクターやシナリオを追加し、タッチパネル操作に対応させたリメイク兼完全版としてリリースされました。いずれの作品も、素材を集めてゾイドを製造・改造するやり込み要素が充実しており、自分だけの最強部隊を作り上げる楽しみを提供し続けています。

『ZOIDS SAGA』シリーズは、トミー(現タカラトミー)の玩具シリーズ「ゾイド(ZOIDS)」を題材にしています。惑星Ziの金属生命体ゾイドを兵器として操る世界観をベースに、歴代アニメシリーズ(無印、/ZERO、フューザーズ、ジェネシス)のキャラクターと機体がクロスオーバーするパラレルワールドを描いています。

ZOIDS(ゾイド)シリーズ