『Erde 〜ネズの樹の下で〜』は、2002年にKIDがPlayStation 2向けに発売したSF恋愛アドベンチャー。地球ではない惑星を舞台に、現実世界とネット世界「タウン」を行き来しながら、5人のヒロインとの関係を選択によって変化させていく。
主人公タクミは、牧歌的な村で自給自足の生活を送っている青年。ある日、旅人ヨーコがバイク事故で彼の家に突っ込み、療養と修理のために居候を始める。彼女との同居生活を通じて、タクミは自分の人生を見つめ直すようになる。
物語は、現実世界とネット世界「タウン」の二層構造で展開される。現実では村落生活と物々交換が中心で、国家や政治は存在しない。ネット世界「タウン」は、ベッド型端末「バイザー」で接続する仮想空間で、遠隔地の人々と交流できる。タウン内では、会話やゲーム、買い物などが可能で、外装のカスタマイズもできるが、触覚は存在せず、操作には独特の慣れが必要となる。
プレイヤーはタクミとして、現実とタウンを行き来しながらヒロインたちと関係を築いていく。選択肢によって物語が分岐し、エンディングは11種類。スコアやチェックポイントによる進行制御は導入されておらず、分岐は選択によって決まる。主人公以外のキャラクターにはボイスがあり、CGモードや音楽モードも搭載されている。
コメントを追加