『ムサピィのチョコマーカー』は、2002年にエコールソフトウェアが開発した3Dアクションパズルゲームで、アーケード版とドリームキャスト版がそれぞれ同年に発売されました。

本作は、立方体状のブロック「チョコ」を三次元空間に配置し、それを「ジャム」と呼ばれる操作で消していくという独自のルールを持つパズルゲームです。プレイヤーの目的は、ジャム不可能な「ボスチョコ」以外のすべてのチョコを消すこと。ステージは立体的に構成されており、空間認識力と論理的思考が求められます。

ゲームの舞台は「えこーる森」にあるムササビ神社。そこに住む精霊の兄弟「ムサピィ」と「ムサッパ」が主人公です。お賽銭やお供え物が減ってしまったことを心配した2匹は、参拝者の願いを叶えることで神社を盛り上げようと考えます。しかし神に会うには知力と感性が必要。そこで2匹は「チョコマーカー」という知感パズルに挑戦することになります。

操作はシンプルながら、ステージが進むにつれて複雑さが増し、ジャムのタイミングや順序が攻略の鍵となります。アーケード版はNAOMI基板を使用し、2002年6月27日に稼働開始。ドリームキャスト版は同年12月26日に発売され、家庭でもプレイ可能となりました。1〜2人での対戦も可能で、対戦時には戦略性がさらに問われます。