『此花2 〜届かないレクイエム〜』は、2002年にサクセスより発売された学園推理サウンドノベルで、PlayStation 2版とDreamcast版がそれぞれ同年に登場しました。

本作は、前作『此花 -KONOHANA: True Report-』に続くシリーズ第2作。舞台は再び「此花学園」。主人公・桃井恵とヒロイン・橘美亜子が新聞部設立を目指す中、転校生ばかりを狙った連続殺人事件が発生します。事件現場には「死の四大天使(地・水・火・風)」を名乗る人物からのコインが残され、学園は不穏な空気に包まれます。

プレイヤーは、恵と美亜子の視点で事件の真相を追い、推理を重ねながら物語を進めます。途中からは、恵の旧友・桜田忍が設立した「推理探偵同好会」との推理勝負も展開。ゲームはノベル形式で進行し、選択肢によって物語が分岐。エンディングは21種類存在し、周回プレイによって全貌が明らかになります。

Dreamcast版は、PS2版から半年後の2002年11月28日に発売され、基本的な構成は同一ながら、操作性や演出面で一部調整が加えられています。両機種ともにセーブ・ロード機能や既読スキップが搭載されており、快適な読み進めが可能です。