『機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオン&DX』は、2002年4月11日にバンダイからドリームキャスト向けに発売された3Dチームバトルアクションゲームで、アーケードで人気を博した『連邦vs.ジオン』およびそのアッパーバージョン『DX(デラックス)』を1枚のGD-ROMに収録した2in1パッケージです。開発はカプコン、販売はバンプレストが担当し、ドリームキャスト最後期の大型タイトルとしても知られています。
本作は、アニメ『機動戦士ガンダム』を題材に、地球連邦軍とジオン公国軍に分かれてモビルスーツ(MS)を操作し、2対2のチーム戦を基本としたリアルタイムアクションバトルを展開します。操作は1レバー+4ボタン(射撃・格闘・ジャンプ・ターゲット切替)で構成され、格闘と射撃の同時押しでサブ射撃、格闘とジャンプの同時押しで特殊格闘など、多彩なアクションが可能です。
『DX』では、前作からのバランス調整に加え、陸戦型ガンダムやボール、シャア専用ゲルググなどの新機体が追加され、地上・宇宙に加えて「宙域ステージ」が導入されました。また、鹵獲モードの実装により、連邦軍がザクを、ジオン軍がガンダムを使用できるなど、陣営を越えた機体選択も可能となっています。
ドリームキャスト版は、アーケード版と同様のゲーム内容を忠実に再現しつつ、オフライン専用で1人プレイに特化した構成となっており、通信対戦機能(マルチマッチングサービス)は2004年8月2日をもって終了しています。なお、家庭用独自の要素として、Gファイターやビグ・ザム、エルメスなどの大型モビルアーマーも使用可能で、原作ファンにはたまらないプレイアブル機体が多数収録されています。
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