『カード・オブ・デスティニー 〜光と闇の統合者〜』は、2002年にDreamcastで発売されたRPGです。神々を信仰する二つの国家が対立する大陸を舞台に、騎士として戦乱に巻き込まれていく物語が展開されます。ジャンルはRPGですが、アドベンチャーゲームの要素が強く、会話や選択によって物語が分岐します。

プレイヤーは主人公アス・リジェルドとして、義妹ルフィーナや精霊ミルカと共に行動します。ゲームはアドベンチャーパートとRPGパートに分かれており、前者ではヒロインたちとの会話や情報収集を行い、後者では3Dダンジョンを探索します。戦闘では「ガーディア」と呼ばれるカードを使って魔法を発動します。カードには精霊の力が込められており、属性や組み合わせによって効果が変化します。物語の進行に関わる重要なカードも存在します。

シナリオは三つのルートに分かれており、所属する勢力によって展開が変化します。教国側、敵国側、第三勢力のいずれかに分岐し、登場人物の立場や関係性も変わります。主要キャラクターには、若き女王や騎士団長などが登場し、それぞれに隠された背景が設定されています。会話の選択によって関係が変化し、物語の内容にも影響を与えます。

キャラクターのグラフィックは独特なタッチで描かれており、瞳や輪郭の表現にクセがあります。声優には久川綾、国府田マリ子、草尾毅などが起用されており、音声演出も充実しています。