2002年2月7日にセガから発売されたドリームキャスト用ソフト『不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』は、シリーズ初の外伝作品であり、主人公にシレンではなく女性風来人アスカを据えた意欲作です。本作は『風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』に登場したアスカの単独行を描いており、天輪国を舞台に、語りイタチのコッパとともに数々のダンジョンに挑む物語が展開されます。
ゲームシステムはシリーズ伝統のローグライク形式を踏襲しつつ、独自要素として「エレキ箱」や「秘技」などの新システムを導入。エレキ箱は、モンスターの能力を模したロボットを召喚・育成できる要素で、戦略性と収集要素を兼ね備えています。また、気力を消費して発動する「秘技」は、特定のダンジョンで強力な効果を発揮し、戦術の幅を広げます。
さらに、ドリームキャスト版ではネットワークサービス「三途の瓦版」によるオンライン要素も実装されていました(2002年8月31日終了)。後にWindows版も発売され、オフラインパッチによって週替わりダンジョンや高難度ダンジョン「八魔天の挑戦」などが解放されました。
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