『マジック:ザ・ギャザリング』(2001年6月28日発売)は、セガがドリームキャスト向けに展開したトレーディングカードゲームのデジタル版です。開発はアルファ・システムが担当し、世界初のTCGとして知られる『Magic: The Gathering』を家庭用ゲーム機で再現した初のタイトルとなりました。
舞台は「セレスタ」と呼ばれる辺境の次元。プレイヤーは各色に存在する「タスクメイジ」と「アプレンティス」と呼ばれる敵と対戦し、最終的には絶対神「アー」との決戦に挑みます。対戦を重ねることでカードを獲得し、デッキを強化していく流れです。敗北によるペナルティはなく、自由にカード収集が可能です。
収録カードは第6版「CLASSIC」からの335枚に加え、選抜された9枚の強力カード、さらにドリームキャスト版オリジナルカード10枚を含む全354枚。オリジナルカードはすべて“無作為性”をテーマにしており、独自の遊び心が込められています。
ゲームシステムは第6版ルールをベースにしており、デッキ構築は40〜80枚、1種につき最大4枚まで。一部カードにはムービー演出が挿入されるなど、視覚的な演出も強化されています。ただし、専門用語が多く、初心者向けではないとの評価もあります。
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