『GUILTY GEAR X』は、2000年にドリームキャスト向けに発売された2D対戦型格闘ゲームです。アーケード版をベースにした初の家庭用移植作品であり、アークシステムワークスが開発、サミーが発売を担当しました。前作『GUILTY GEAR』からグラフィックやシステムが大幅に強化され、NAOMI基板の性能を活かした高解像度ドット絵と派手なエフェクトが特徴です。

ゲームシステムには「テンションゲージ」「ロマンキャンセル」「フォルトレスディフェンス」「ガードバランス」などが導入され、攻撃的なプレイスタイルが推奨される設計となっています。一撃必殺技は準備動作を経て発動する形式に変更され、使用には厳しい制約が課されています。ドリームキャスト版では、アーケード版のほぼ完全移植に加え、「GGモード」や「サバイバルモード」が追加されており、家庭用独自の要素も楽しめます。

登場キャラクターはソル=バッドガイ、カイ=キスク、メイ、ミリア=レイジ、チップ=ザナフ、ポチョムキン、ファウスト、ジョニー、ヴェノム、ジャム、闇慈、ディズィーなど、個性豊かな14名が使用可能です。一部キャラクターは条件を満たすことで解禁され、後のPS2版『GUILTY GEAR X PLUS』ではさらに追加要素が加えられました。