『SPAWN In The Demon’s Hand』は、アメリカンコミック『SPAWN』を原作とした対戦型アクションゲームで、カプコンが開発・発売を担当しました。アーケード版はNAOMI基板を使用し、2000年に稼働開始。同年8月にはドリームキャスト版が発売され、最大4人までのオフライン対戦や通信機能によるオンライン対戦にも対応しています。プレイヤーは多数のキャラクターから選択し、ボス戦やチームバトル、バトルロイヤルなどのモードで戦闘を繰り広げます。

ゲームは1レバー+4ボタン構成で、攻撃・ジャンプ・武器切替・視点調整の操作が可能です。フィールド上には武器や強化アイテムが配置されており、障害物を破壊することで出現します。強化アイテムは攻撃力・防御力・移動力・体力回復の4種類があり、最大5段階まで能力が上昇します。武器は最大3つまで所持可能で、素手状態にもメリットがあるキャラクターが存在します。倒されてもゲームオーバーにはならず、一定のペナルティを受けて復活する仕様が採用されています。

ドリームキャスト版では、アーケード版に存在した通信機能やダウンロードキャラクターが一部再構成され、コンピューターによる疑似マルチプレイや隠しキャラクターの解禁要素が追加されています。また、特定アイテムの収集によってギャラリーが解放される仕組みや、キャラクターごとのエンディング演出も搭載されています。登場キャラクターは30体以上に及び、原作ファン向けの演出やボイスも収録されています。