『Dance Dance Revolution CLUB VERSION Dreamcast Edition』は、2000年4月27日にコナミより発売されたドリームキャスト専用のダンスシミュレーションゲームで、アーケード版『2ndMIX CLUB VERSION』および『substream CLUB VERSION 2』をベースにした家庭用移植作品です。PlayStation版では2枚に分かれていた内容が、Dreamcast版では1枚に統合され、全52曲を収録しています。

本作は、beatmaniaIIDXとのコラボレーション楽曲を中心に構成されており、「DDR 2ndMIX with beatmaniaIIDX CLUB VERSION」13曲、「DDR 2ndMIX AND beatmaniaIIDX substream CLUB VERSION 2」28曲、その他隠し曲を含めて合計52曲が収録されています。PlayStation版ではアペンドディスク形式でしたが、Dreamcast版は単体で起動可能な完全収録版となっています。

プレイモードは「SINGLE」「COUPLE」「VERSUS」「DOUBLE」など多彩で、隠しコマンドによりモードが解禁される仕組みです。NORMAL/HARDモードで楽曲をクリアすると「COLLECTIONモード」に登録され、最終的に全曲が揃うと「ALL MUSICモード」に変化する演出が用意されています。また、EXPERTモードではゲージ回復なしの厳しい条件での連続プレイが可能となり、やり込み要素も充実しています。

譜面構成はSINGLE譜面をベースにしており、COUPLEやVERSUSモードでも同一譜面が使用されます。ANOTHER譜面や2P変化譜面は隠し要素として収録されており、条件を満たすことで解禁されます。GD-ROMの容量を活かした一括収録と、Dreamcastならではの安定した動作環境により、家庭用DDRの中でも完成度の高い作品とされています。

本作は、アーケード版『Dance Dance Revolution 2ndMIX CLUB VERSION』および『substream CLUB VERSION 2』をベースにした家庭用移植作品です。beatmaniaIIDXとのコラボレーションを特徴とし、音楽ゲームのクロスオーバー展開の先駆けとして注目を集めました。