『信長の野望・烈風伝』ドリームキャスト版は、1999年にコーエーより発売された歴史シミュレーションゲームです。PC版をベースにした移植作品であり、戦国時代の大名として全国統一を目指すシリーズ第8作にあたります。DC版では、PS版の要素に加えて独自のシナリオが2本追加され、合計7本のシナリオが収録されています。

ゲームは箱庭型の内政システムを採用しており、城を中心に周辺マスに施設を建設することで国力を強化していきます。軍事面では、部隊編成や兵科選択、陣形による戦術的な戦闘が可能で、野戦・攻城戦ともに専用マップで展開されます。威信システムの導入により、大名の影響力が外交や登用に反映されるなど、戦略性が高められています。

DC版では、セーブ・ロード時に武将紹介が1名ずつ表示される演出が追加されており、初心者向けのチュートリアル「今川の野望」も収録されています。グラフィックはPC版に準じた高解像度仕様で、武将の顔画像も96×120ピクセルに拡張され、より細かい描写が可能となっています。