『クールボーダーズ』シリーズは、1990年代後半のスノーボードブームと共に駆け抜けた、PlayStationを代表する3Dスノーボードアクションゲームの金字塔です。第1作目は1996年8月30日、日本の開発会社・ウエップシステム(UEP Systems)から発売されました。

当時、まだ珍しかった「3D空間でのスノーボード」を家庭用ゲーム機で実現した本シリーズは、雪山を滑走する浮遊感と、簡単なコマンド入力で派手なトリックを決められる爽快感で爆発的なヒットを記録しました。特に1997年発売の第2作『クールボーダーズ2 Killing Session』は、コースエディット機能や対戦モードの充実によりシリーズ最高傑作との呼び声も高く、多くのゲーマーを寝不足にさせました。

しかし、シリーズの歴史は平坦ではありませんでした。『3』と『4』では開発の主導権が海外(米国のIdol Minds社)へと移り、リアル志向の挙動やシステム変更に戸惑うファンも少なくありませんでした。その後、ドリームキャスト版『BURRRN!』やPlayStation 2版『コードエイリアン』で再びUEPシステム開発による原点回帰を図るも、同社の倒産によりシリーズは惜しまれつつ幕を閉じました。雪だるまやエイリアンといったユニークな隠しキャラクター、そしてテクノやパンクを取り入れた軽快なBGMは、今もなお90年代冬の象徴としてファンの心に残っています。

ウエップシステムは、1985年に設立された日本のゲームメーカーです。本シリーズの大ヒットにより一躍有名メーカーとなりましたが、無理な多角化経営などが響き、2001年に倒産しました。同社が残した「物理演算とゲーム的な嘘のバランス」に優れた操作感は、後の多くのスポーツゲームに影響を与えています。

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