『バスマスターズクラシック』は、1995年にスーパーファミコン向けにアルトロンから発売された本格派のバス釣りシミュレーションゲームです。プレイヤーは6人のキャラクターから1人を選び、全5ステージ構成のトーナメント戦を勝ち抜いて「バスマスターズ」の称号を目指します。水中視点の3Dグラフィックによって、魚の動きや水面ジャンプなどがリアルに描写されており、臨場感のある釣り体験が可能です。

ゲームは1大会3日間の構成で、毎日午前7時から午後3時までの制限時間内にバスを釣り上げ、計量所で重量を登録します。釣果は1日5匹までの総重量で競われ、3日間の合計で順位が決定されます。15cm未満のバスは自動的にリリースされる仕様で、釣り上げたバスのサイズによって戦略が変化します。魚群探知機やボートのエンジン、ルアーなどの装備は賞金で購入可能で、プレイスタイルに応じたカスタマイズが可能です。

ステージごとに湖の地形や魚の分布が異なり、最終ステージ「チッカマウガ湖」では100LB以上の釣果が求められる高難度の戦いが展開されます。隠し要素として「モンスターフィッシュ」が登場するポイントも存在し、特定の岩場を越えることで遭遇可能です。釣りの操作はリールの巻き取りやルアーアクションなど細かく設定されており、リアルさを追求した設計が特徴です。