1992年12月22日、ジャレコからスーパーファミコン向けに発売された『ラッシング・ビート乱 複製都市』は、ベルトスクロールアクションゲームとして、前作から多くの新要素を盛り込み、ゲームプレイの幅を広げました。
本作では、敵に掴まれた際に逆に相手を掴み返す「つかみ返し」や、背後から掴まれた際にキャラクター固有の反撃を行う「返し技」が導入され、より戦略的な立ち回りが求められるようになりました。また、ダウン状態の敵に対する「追い打ち攻撃」もキャラクター固有のものが用意され、爽快感が増しています。さらに、技ではないものの、キャラクターがポーズをとる「アピール」も追加され、遊び心も感じられます。
システム面では、必殺技が体力を消費して繰り出すものに変更されたほか、ダウン中の敵や空中に打ち上げた敵への追撃が可能になり、より攻撃的なプレイスタイルを確立できます。特に、空中に打ち上げた敵を地上でキャッチし、そのまま組み技に繋げる連携は、本作ならではの魅力と言えるでしょう。難易度設定が可能な点も、幅広いプレイヤー層に配慮した設計です。
なお、本作は日本国外では『Brawl Brothers』というタイトルで発売されています。
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