『スーパー将棋』は、16ビット機の描画能力と実力派の思考ルーチンを活かした本格的な将棋です。1992年6月19日にアイマックスからスーパーファミコンで第1作が発売され、1994年6月17日に『2』、1995年12月22日に『3 棋太平』へとシリーズが重ねられました。

第1作は、ファミリーコンピュータ時代の将棋ソフトから棋力と快適性が大幅に向上して登場しました。オーソドックスな対局モードに加え、すごろく形式で対局を繰り返しながらゴールを目指す「東海道五十三次」や、実在棋士をモデルにしたキャラクターと競う「トーナメント」といった独自のモードが特徴です。さらに120問もの詰将棋を収録しており、初心者から上級者までが実戦と学習の両面で楽しめる構成になっています。

続編となる『2』では、思考エンジンがさらに強化され、6万手を超える膨大な定跡データを搭載しました。対局を相撲の番付に見立てて昇進を目指す「将棋番付」や、47都道府県の代表と戦う「将棋全国選手権」など、一人プレイを飽きさせない挑戦的なモードが充実しています。また、スーパーファミコンマウスへの対応や「待った」機能の追加により、操作の利便性も追求されました。

シリーズ完結編の『3 棋太平』は、プレイヤーの打ち筋を学習するAIの導入や、これまでの作品とは一線を画すユニークなモードが盛り込まれました。通常の対局以外に、駒を振って進む「回り将棋」や、指導対局を通じて女の子をプロ棋士へと育てる「棋士の星」といった、エンターテインメント性の高い要素が加わっています。伝統的な将棋の厳格さと、家庭用ゲームならではの遊び心が融合した集大成といえます。

全編を通して、女性の声による音声読み上げ機能や、駒の移動ガイドなどのサポート機能が完備されており、当時のスーパーファミコンにおける将棋ソフトの定番として広く親しまれました。段位認定や詳細なスタッツの記録など、自身の棋力を客観的に把握できるシステムが整っており、楽しみながら上達を目指せる質実剛健なシリーズです。

『スーパー将棋』シリーズは、平安時代から続く日本の伝統文化である「将棋」を題材にしています。デジタルならではの思考AIとキャラクター性を融合させることで、幅広い層に将棋の魅力を提供しています。

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