『マリオのふぉとぴー』は、デジタルカメラで撮影した写真をNINTENDO64に取り込み、加工や編集を楽しむことができる写真加工ソフトです。1998年12月2日に東京エレクトロン デバイスからNINTENDO64で発売されました。本作の最大の特徴は、カセットの上部に「スマートメディア」を挿入するためのスロットが2つ搭載されている点です。当時普及し始めていたデジタルカメラの記録媒体を直接ゲーム機に読み込ませるという、ハードウェアの拡張性を活かした野心的なタイトルでした。

プレイヤーは、取り込んだ写真に対して、マリオやヨッシー、ピーチ姫といった任天堂キャラクターのスタンプを押したり、カラフルなフレームを付けたりして、自分だけのオリジナルカードを作成します。コントローラーのスティックでスタンプの位置を調整し、ボタンで決定するという操作は、パソコンの画像編集ソフトよりも直感的で、子供でも扱いやすい設計になっています。加工した写真はカセット内の保存領域に残せるほか、スライドショーとして鑑賞したり、ピースをバラバラにしてパズルゲームとして遊んだりすることも可能です。

コンセプトは現代のスマートフォンアプリや「プリクラ」を先取りした画期的なものでしたが、記録媒体であるスマートメディア自体がその後急速に衰退してしまったため、現在では遊ぶためのハードルが極めて高いソフトとなっています。特に、対応しているスマートメディアが「3.3V仕様」のみで、当時混在していた「5V仕様」には非対応であることや、容量制限がシビアであることなど、規格の過渡期ゆえのトラブルも多くのユーザーを悩ませました。しかし、テレビの大画面で家族の写真を囲み、ワイワイと編集する体験は、デジタル写真が持つコミュニケーションツールとしての側面をいち早く提示していたと言えます。

画面の中で写真を加工する楽しさは、現代ではスマートフォンで手軽に行えますが、それを「物理的な形」に残す喜びはいつの時代も変わりません。スマホで撮った写真をその場でチェキフィルムに現像できるプリンターや、アルバムとして整理するためのグッズは、デジタルデータの海に埋もれがちな思い出を、手触りのある宝物へと変えてくれます。

スマホ写真をその場で現像するチェキプリンター

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