『アルバートオデッセイ外伝〜LEGEND OF ELDEAN〜』は、壮大な神話世界と種族間の共存を描く、セガサターン専用のファンタジーRPGです。

本作は、サンソフトが手がける『アルバートオデッセイ』シリーズの外伝作品で、従来のシミュレーションRPG形式から一転し、オーソドックスなコマンド式RPGとして再構成されています。主人公パイクは、ゴブリンの襲撃で故郷と両親を失い、ハーピーの娘ライアに育てられた少年。彼は魔法の短剣「ファティー」とともに、種族間の対立と古代神話の謎に巻き込まれていきます。

戦闘はターン制で、キャラクターごとに異なる魔法属性や体術が設定されており、戦略性が高い構成。ボイス付きイベントや多彩な仲間キャラクター（鳥人族、竜人族、神官など）も登場し、物語の厚みを支えています。「この短剣、喋るだけじゃなくて正体が…」という展開もあり、ストーリー面での驚きも多い作品です。

セガサターン専用タイトルとして、1996年当時のRPGとしては演出・世界観ともに完成度が高く、シリーズファンだけでなく新規プレイヤーにも配慮された設計