『レイヤーセクション(れいやーせくしょん)』は、1995年4月14日にタイトーがセガサターン向けに発売した縦スクロール型シューティングゲームで、アーケード作品『レイフォース』の家庭用移植版。ジャンルは「シューティング」。プレイヤーは機動兵器「X-LAY」を操作し、人工知能「Con-Human」に支配された母星の破壊を目指す戦いに挑みます。
本作の特徴は、空中と地上の敵を分けて攻撃する「2レイヤー制」。通常ショットで空中の敵を、ロックオンレーザーで地上の敵を狙う構造です。ロックオンは最大8体まで同時捕捉が可能で、まとめて撃破することでスコア倍率が上昇。特に8体同時撃破時には128倍のスコアが得られるため、得点戦略に直結します。
ステージは全7面構成。宇宙空間から惑星内部へと連続的に進行し、2面から3面への大気圏突入演出は高い評価を受けています。音楽はZUNTATAが担当。CD音源による高音質なBGMが、世界観の演出を支えています。
2022年には『レイヤーセクション & ギャラクティックアタック Sトリビュート』として復刻。Nintendo SwitchやPlayStation 4、Xbox One、Steam向けに配信され、巻き戻し・スローモード・クイックセーブ・オンラインランキングなどの新機能が追加されました。現代の環境でも快適に楽しめる仕様です。
原作は1994年にタイトーがアーケード向けに稼働した『レイフォース』。『レイヤーセクション』はそのセガサターン向け移植版であり、演出やシステムを忠実に再現しつつ、音源強化や設定項目の追加によって家庭用に最適化されています。シリーズは『レイストーム』『レイクライシス』へと続き、縦スクロールSTGの代表的存在として知られています。













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